ご挨拶

マリアッチ (Mariachi)は、メキシコの音楽を演奏する楽団である。転じて日本では、メキシコ音楽そのものを指す場合も多い。演奏にはバイオリン、トランペット、ギターなどを使用する。マリアッチによる音楽は、メキシコでは祭り、宴会、記念日、卒業記念などの時に親しまれている。また、母の日(5月10日)や聖グアダルーペの日(12月12日)などに、愛する人へ送るセレナータに「も用いられる。2011年、ユネスコの無形文化遺産に登録された。」とウィキペディアにはあります。

私は1972年に初めてメキシコの地を踏み、マリアッチがメキシコ民衆の生活の一部になって愛されているのを肌で感じました。1993年、メキシコのマリアッチで「マリアッチと歌う」CDをリリース、1994年、第一回グアダラハラ世界マリアッチ大会に参加してみて、やはり日本でもマリアッチを作りたいとの思いが強くなりました。1997年に開店したエル・リンコン・デ・サムでマリアッチ・サムライと命名し4人でライブをスタート、2006年、バイオリンが加わりマリアッチの基本スタイルが出来ました。2008年、マリアッチ・サムライは世界マリアッチ大会に初参加。以後2013年、2018年とメキシコ公演を果たし本場でも認められるようになりました。昨年はNHKの大河ドラマ「西郷どん」にも演奏しました。

マリアッチの発祥の地グアダラハラと京都は共通の古都繋がりで姉妹都市になっています。その京都にはマリアッチ・サムライよりも早く結成された三品國男氏が率いるマリアッチ・ニッポンがあります。この度、東西で共に「日本マリアッチ協会」を立ち上げることになりました。東のマリアッチ・サムライ、西のマリアッチ・ニッポン。日本中をマリアッチの明るいサウンドで、笑顔で明るく元気にしていきたいものです。

どうぞ、これからも「日本マリアッチ協会」を「マリアッチ・サムライ」を、応援、ご支援の程よろしくお願い致します。




2019年 

日本マリアッチ協会

代表 サム・モレーノ